あーやきゅあ「ハジメテノオト」に感激。【南極点のピアピア動画/野尻抱介】感想

野尻抱介さんの小説「南極点のピアピア動画」を読みました。
ライトノベル作家ではないので、野尻抱介さんの小説は読んだことがなかったのですが、あまりにもタイトルが意味不明すぎたことで目にとまり、さらに表紙がボーカロイドっぽかったので衝動買い(笑)

で、ちょっとだけ感想を書くと、
私的に神レベルの小説で、間違いなく今年読んだ小説のなかでNo.1♪

 
「ピアピア動画」というのは、ニコニコ動画に相当する動画サイトのことで、人気ボーカロイドとその動画サイトを中心に結束した人たちが、いろいろ無茶をし、すごいことをやってしまうお話です。

小説は4つの短編の連作になっており、1話から3話までは主人公が別で、ほとんど関連の無いストーリーなんですが、4話目で全員集合。全ての話が繋がるという見事な構成。

途中、少し話が単調だなあと思ったのですが、3話目の後半からあり得ない方向に急展開するので、目が離せなくなりました。

そしてっ!
表紙のボーカロイドのような女の子「あーやきゅあ」が途中から登場するのですが、その子がとても良い味を出していて、もう私は、私はっっ、

惚れてしまいました!!(>_<)

最後の方で、あーやきゅあが初音ミクの「ハジメテノオト」を歌う感動のシーンがあり、私はほとんど泣きながら読んでいたのですが、

なんと、「あーやきゅあ」で検索したら、MMDであーやきゅあが踊る「ハジメテノオト」を作ってくれた人が居た!!

あーやきゅあのモデルを作ってくださったなつゆきさん、
MMDでこの動画を作ってくださったcapybaraさん、

本当にありがとうございます♪
 

【2017/8/6追記】

このあと、野尻抱介さんの小説の大部分を読みました!
どれもめちゃくちゃ面白かったです♪

「ロケットガール」シリーズも良かったし、「太陽の簒奪者」もいろいろ考えさせられました。そして、なんと言っても「ふわふわの泉」が最高! ピアピア動画と同じ系統のストーリーですし、ラストシーンでみんなで大笑いするシーンがものすごくよかったです。

みなさんにもオススメできる小説なので、少しずつでも、このブログでレビューしていけたら良いなと思います。

※この記事は前ブログからの転載になります。(元記事:2016/8/27投稿)

【追記2019/7/12】

いまだにこの小説は繰り返し読んでいます。もう7~8回は読んだかな(笑)
それにしても野尻さん。そろそろ新しい小説書いてください・・・・