ソードアート・オンライン19巻 ムーン・クレイドルの感想。大戦後のアンダーワールドをロニエ視点で語る

2017年2月10日に発売になったSAOの最新刊、
「ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル」を読んだので、その感想を書きたいと思います♪

 
一応、念のために書いておきますが、ソードアート・オンライン19巻は、18巻の巻末で告知のあった「新章」ではありません。18巻で語られることがなかった、大戦後のアンダーワールドの様子を描いた、ある意味スピンオフです。

私も、電撃文庫の新作紹介で19巻を見かけたときは、「わあ♪ もう新シリーズが発売になるんだ☆」って大歓喜したのですが、すぐに違うことがわかりました。

以前、このブログで、「ソードアート・オンライン 第19巻から新章スタート」という記事を書いたのですが、間違ってました。ごめんなさい!(>_<) たしかに、18巻の巻末には、「<ソードアート・オンライン>新章、2017年スタート!!!」とは書いてありましたが、それが19巻とはどこにも書いてませんでした。

 
さて、新シリーズではなかったソードアート・オンライン19巻の感想です。サブタイトルに「ムーン・クレイドル」という言葉が付いていたのですが、直訳すると「月の揺りかご」ですね。これはあまりあらすじと関係ない言葉なのですが、Web版で公開されたときは「月の揺りかご」でというタイトルで公開されたらしいので、単にそれを英訳しただけですね。
 

<19巻あらすじ>
大戦から1年、アンダーワールドはついに1つになり、平和な時代を迎えていた。しかし、人界の最高意志決定者“代表剣士”となったキリトと、整合騎士見習い》へと昇進したロニエは、謎の多い事件に遭遇する。ダークテリトリーから来た山ゴブリン族の観光客が、セントリアで殺人事件を起こしたのだ。
しかし、本人はやっていないと主張。確かに、<力の掟>がある限り人を殺すことはできないはず、ということで、第3者の罠である可能性を考えたキリトだが・・・・・

こんな感じの19巻なんですが、そこまで緊迫した感じの話ではなく、全体的にキリトやアスナ、それと大戦で生き残ったメンバーたちの緩い日常がロニエ視点で語られている感じです。終盤に緊迫した場面が出てきますが、それもあっという間に解決してしまいますので、9割が緩い日常編だと思っていただけて結構です。

まあ、スピンオフだからそれでも良いのかなと思いますが、ロニエ視点なので、どうしても物足りなさを感じてしまいますね~ まあ、ロニエファンもたくさんいるでしょうから、そういう方には嬉しい1冊だと思います。

ただ、大きな謎と驚異を残したまま19巻が終わってしまったので、結末は20巻以降に持ち越しです。現時点での計画ではこのスピンオフは20巻で終わりっぽいですが、川原礫さんのことですから、さらにもう1巻ぐらい出るかもしれませんね(笑)

キリトとアスナのアンダーワールドでの200年はいろいろ見たい気がしますが、このあとに新シリーズが待っていると思うと、ここはサクッと終わった方が良いように思いますね~ あとは、短編などで、ときどき語られるぐらいで良いのではないでしょうか?

とまあ感想と言っても、あまり内容がない感じになってしまいましたが、19巻自体もあっさり気味で、「あれ? これで終わり?!」という感じでしたので、こんなものかもしれません(笑)

でわでわ☆