アニメ「ワンパンマン(2期)」第12話(最終回)感想。最後はサイタマのパンチで超スッキリ!

アニメ「ワンパンマン」の第2期の最終回を見ました。
いや~、最後の最後でめちゃくちゃスッキリです!
原作のマンガは読んでいるのですが。あそこで終わると予想外でした!

ワンパンマンについて

ご存じない方のために、ここで「ワンパンマン」について少し説明を。ちなみに「アンパンマン」じゃないですよ? 「ワンパンマン」です。ただ、原作ではたぶんアンパンマンのパロディ的な意味合いがあったのではないかと予想できます。主人公のコスチュームやスキンヘッドがなんとなくアンパンマンと似てるので。

ワンパンマンはONEが原作のウェブ漫画なのですが、特に出版社のサイトで連載しているわけではなく、個人のサイトで連載しています。なので、今でも以下のサイトで無料で見ることができます。

【ONEのワンパンマン公式サイト】

で、実はワンパンマンには村田雄介さんによるリメイク版もあって、こちらもウエブ漫画で連載中です。こちらは集英社が運営している「となりのヤングジャンプ」の連載で、コミックにもなっています。アニメはこちらのリメイク版の方の絵がベースになっています。

【「となりのヤングジャンプ」のワンパンマン】

<あらすじ>

舞台は、残虐な怪人たちが跋扈する世界。人類は、その脅威に対抗するため「ヒーロー協会」を設立し優秀な戦闘員「ヒーロー」を募集した。主人公のサイタマは趣味でヒーローを始めたが、強くなりすぎた自分に悩んでいた。彼は、どんな強い敵でもパンチ一発(ワンパンチ)で倒してしまうのだった。

そんなとき、日本各地で同時多発的に怪人の襲撃が発生。今までと違い、統率が取れた怪人の動きに慌てるヒーロー協会。それは、ヒーロー協会に対抗するために組織された怪人協会の仕業だった。

アニメ「ワンパンマン(2期)」第12話(最終回)感想

というわけで、アニメ第2期の最終回の感想です。いきなり最終回のレビューですみません(笑)
アニメが原作では未解決の怪人協会編に突入してしまったので、いったいどういう結末になるのかと思ったら、怪人協会もヒーロー狩りのガロウも未解決のまま第2期が終わってしまいましたね。第3期が前提の第2期だったということですか。

ヒーローとの戦いでダメージが蓄積し、満身創痍のガロウがS級ヒーローであるジェノスやシルバーファングたちに追い詰められたのを見て、怪人協会が巨大な怪人・ムカデ長老を派遣。ガロウは本人の意志とは関係なく怪人協会に連れ去られ、残されたジェノス、シルバーファングとその兄ボンブがムカデ長老に苦戦します。

3人の命をかけた必殺技が命中してもほとんどダメージを与えられないムカデ長老に一同は死を覚悟しますが、そんなときに現れたのが、人類最強の(と言われているだけで実は弱い)キングとサイタマ。キングがムカデ長老を挑発して、おびき寄せたときにサイタマが渾身のパンチ一発!! なんと、あれほど苦戦していたムカデ長老が粉々に砕け散ってしまいます。これは、ものすごいカタルシスですね~!!!

コミックでもこのワンパンチは、なんと8ページを費やして描かれていた(笑)のですが、スッキリ感はアニメに軍配が上がりました。この一発のために12話を見てきたような気になりました。いやあ、マジメに良い物を見ました。

インターネット新時代の作品たち

ワンパンマンという漫画は、設計もストーリーも、正直「なんでもあり」で、緻密にプロットされていることが普通の現代の漫画の中では少し浮いた存在なのですが、そんな些細なところはぶっ飛ばしてしまうような爽快感がありますよね。別に続きは気にならないけど、見始めると止まらなくなるという、ある種のドラッグ性があります。

設定に無理があってもストーリー構成が未熟でも、勢いがあれば面白い漫画になるんだという良い例だと思います。
いずれレビューしようと思っていますが、私が最近お気に入りの「くま クマ 熊 ベアー」というウェブ小説も同じ感じで、いろいろアバウトな小説なのですが、これが読み始めると止まらないんですよね。めちゃくちゃハマっています。

私が思うに、一昔前であれば、そういう未熟な作品は日の目を見ることがあり得なかったんだと思うんですよ。漫画や小説は商業誌でしか世に出る可能性が無かったですからね。でも、インターネットが普及して、音楽にしても漫画にしても小説にしても、出したい人はいくらでも公開できる時代になりました。これは素晴らしいことですよね!

これからも、こういった荒削りでもイイからパワフルな作品がどんどん出てきて欲しいですね!